181011〜181014　14ひきのさむいふゆ　他

181011　14ひきのひっこし＆14ひきのさむいふゆ
我が家にある14ひきシリーズはこの2冊です。息子はさむいふゆがお気に入り。1歳の冬はこれをよくせがまれた…ような気がします。記憶が曖昧。
14ひきシリーズの魅力は、何と言っても見開きいっぱい、細かく描き込まれた温かい色づかいの絵。川の水の冷たさや暖炉の暖かさが、実際に触れているように伝わってきます。そして、そこに添えられたやさしい言葉。画面の構成的にかなり言葉を取捨選択しなければ、あのスペースには収まらないように思うのですが、そんなことは一切感じさせません。◯◯はだれ？ってたまに問い掛けてくるのがいいですよね。読んでる子どもたちも物語に参加できる。言葉が少なくても、絵で時間の経過が伝わってくるので見ていて楽しいです。さむいふゆでおまんじゅうをたらふく食べた末っ子のとっくんが、兄姉たちがゲームしてる間にお母さんの抱っこで寝てしまうのが最高に可愛い。この描写は言葉では書かれていないので、私は息子に読み聞かせをするようになってから気がつきました。そんな風に、大人になって読み返すと改めて良さがわかるというのも、絵本、というか本全般の魅力だなと思います。