絵本記録

寝かしつけで息子に読んでいる絵本について記録するブログです。

2020年(4歳半〜5歳半)よく読んだ絵本三選、と、年納めのご挨拶

お久しぶりです!

すっかりブログから遠ざかっています。遠ざかりすぎて、書き方がわからない。

今年たくさん読んだ絵本のご紹介です!

 

我が家の絵本事情

  • 読むのは寝る前の30分、寝室で。読み終わったら消灯。
  • ひと晩に2冊まで。1冊をじっくり読むも良し。おもちゃのカタログでも良し。なんでも良し。
  • 本を選ぶのは息子。なかなか選ばず喧嘩になること有。

こんなところです。それでは早速!

 

ヒット絵本その1:みずとはなんじゃ?

いつ買ったんだったかな…去年かもしれない。Twitterでどなたかがお勧めされてたんですよね。ありがとうTwitter

かこさとしさん最後のご本ということで、書店でもよくポスターを見かけます。かこさとしさんは工学博士で、科学の本もたくさん出されているんですよね。うちにも「宇宙」とかあったなあ。

タイトルの通り、水の絵本です。水というものがどういう性質を持ち、私たちの暮らしにどのように活かされているか。生物にとっていかに大切かということが、優しい語り口で丁寧に書かれています。

息子がこの本のどこが好きなのかは、聞いたことがないのでわからないのですが、よく持ってきてじーっと聴いています。

絵は鈴木まもるさん。鈴木まもるさんは2〜3歳の頃、はたらくくるまの本で大変お世話になりました。

人物のイラストは柔らかく、親しみやすく描かれているいっぽう、静物や風景は繊細で、その場の温度や空気感、みずみずしさが感じ取れます。かこさとしさんへのリスペクトを込められているんでしょう、だるまちゃんとてんぐちゃんやからすのパンやさんなど、かこさとしさんのキャラクターが随所に描かれてるのも、素敵です。

と、ここまで書いたところで絵本ナビの鈴木まもるさんのインタビューを読んだら、キャラクターどころではなかった件。

www.ehonnavi.net

 

ヒット絵本その2:世界一周めいろのたび

世界一周 めいろのたび

世界一周 めいろのたび

 

いつもお世話になってるご近所さんから、5歳の誕生日プレゼントにいただきました!

教師のジョージが犬のミリーを連れて、世界一周の旅に出掛けます。スタートはジョージの家。迷路をたどりながら旅行鞄とパスポート、ミリーを見つけ、タクシーで空港へ。空港では落し物やほかの旅行者を見つけながら迷路をクリアし、飛行機で、まずはロンドンへ…というように、世界中の都市で名所を巡りながらゴールを目指します。

おもしろいのは、ページがざっくり上下でわかれているところ。そして、ページの順番がランダムなところ。ひとつの都市のゴールにたどり着いたら、ページをめくり、次の都市を探します。都市同士をつなぐのは、乗り物。前の都市のゴールに描かれてる乗り物が、次の都市のスタートにも描かれています。この乗り物がバラエティに富んでいて楽しい。韓国(ソウル)の次は日本(京都)、などちゃんと地理的に近い順で構成されています。

ツイートでも書いたのですが、迷路はやさしめ。ポップな雰囲気の可愛いイラストで、各国都市のかんたんな解説もついてるので、大人でも楽しめます。

48個の迷路を終えたとき、ジョージとミリーの旅も終わります。これが、めちゃくちゃ寂しい。ページの並びがランダムなので、読んでる途中は旅が終わりに近づいてるのかどうかがわからないんです。めくったら最後のページだったときの「あ、終わりなんだ」という感覚。息子は旅が終わるのやだ…とポロポロ泣いてました。毎晩数ページずつ、何日もかけて読んだので、一緒に旅してる感覚になれました。

ちなみに泣いた翌日、元気に2周目の旅に出ました。現在3周目です。

 

ヒット絵本その3:どうぶつしんぶん

私が子どもの頃大好きだった本(?)を、実家の母が送ってくれました!!

どうぶつによるどうぶつのための新聞です!!

私、いわゆる普通の新聞はあまり読まないのですが、新聞や雑誌の、情報量が多くて賑やかな紙面が好きなんです。Twitterでもドラマや舞台のレポで、絵と字がぎっしり詰まってるやつがあると、それが自分の履修してないジャンルのものでもつい見てしまう。雑誌の手帳特集でひとの手帳の中身を見るのも好き。このブログに載ってる本だとこれとか↓

このしんぶんには、何だかその自分の「好き」の根っこを感じます。

しんぶんなので、ページはめくりません。表紙をひらくと中には袋、そこにしんぶんが4枚おさめられています。大きさは各号、B3両面です。

春夏秋冬の4号にわかれてて、最新のニュースはもちろん、シリーズ小説や健康相談、投稿コーナー、料理コーナー、季節の広告(春号だとミツバチのはちみつケーキ、冬号だと冬眠中にお弁当を配達してくれるスーパー)などがぎっしりと掲載されています。

ユーモアがあって、カラフルで、載ってるイラストの絵柄もさまざまで、各号ごとに楽しむも良し、ひとつのコーナーを通しで読むも良し。読んでて楽しみが尽きなくて、小学生の頃、ワクワクしながら開いて、隅々まで眺めてたことを思い出します。

漢字は使われていないものの、字の量が多いし、自分が読んでたのは小学生の頃なので、5歳には早いかな〜と思っていたのですが、息子も気に入ったようで、何度も持ってきました。お気に入りコーナーはハンプシャーふじんのりょうりきょうしつ。わかる!! このコーナーに出てくる料理、リアルとファンタジーが絶妙に絡み合っててほんとうに美味しそうで私も大好きだった!!

自分でスラスラ長文が読めるようになったら、もっと楽しめるかなと思います。

 

その他のヒット絵本

4歳の終わり頃にウルトラマンにハマりまして、図鑑なんかもたくさん読みました。寝る前よりは、昼間に自分で眺めてる方が多かったかな。


あと、最近は寝る前にこれをめちゃくちゃ読んでます。

子どもだけで完成させられる簡単な料理本です。息子、たまに料理を手伝いたいと言ってくれるのですが、タイミングによっては「もう任せられる作業がない」ってことがあるんですよね。あと「ここまででいいよ、あとはママがやるから」だったり。

自分で完成させられる一品があれば、いつ言ってもらっても大丈夫だし、本人も満足感が増すかな〜と思い、買いました。小学生向けなので、大半のものがまだ作れないのですが(私も作れないかもしれない)、子ども向け、というのが嬉しいようです。

ところでこの本を読んで息子がお麩好きだと知りました…「きゅうしょくのおみそしるに入ってたら、さきにたべちゃう!」ですって、マジか。私好きじゃないから一度も買ったことなかった…(買いました…)。

 

年納めのご挨拶

記事長くない? 長いよね。

まあいいか…

ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました!

息子に絵本を読んであげられるのもあと何年かな。今年はこの記事しかあげられなかったけど(なので、年納めのご挨拶というのもおこがましいのですが)、来年はもう少し書けるといいなと思ってます。絵もね。今年こんなんしか描いてない…。

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私が休日ひとりで出掛けてるときに夫から来た「僕たち(のお昼ごはん)はパスタになったよ」というLINEに対する私の返信。制作時間2分。

 

来年もよろしくお願いします!

 

190724 おとぎれっしゃしゅっぱつしんこう!

今年の春先(3歳7ヶ月頃)のりものの図鑑やおもちゃのカタログという日が続いて、さすがに変わりばえがしないし毎日記録する意味あるのかな? と思いメモをやめていた時期があったのですが、5月頃になって急に毎日違う、しかもストーリー性のある本を読んでもらいたがるようになりました(ので、記録も再開しました)。

前に読んだときから成長しているので、知識が増えていたり理解力が上がっていたりで、読む視点が変わっているのが面白いです。

前回の記事↓

ehonkiroku.hatenablog.com

 

この絵本に登場する昔話のキャラクターもだんだんわかるようになってきました。

外国のおとぎ駅のページに描かれた白雪姫の一場面を見て、

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王子様とお姫様は結婚する→パパとママは結婚してる→パパとママは昔王子様とお姫様だった(いまは明らかに違う)という思考回路のようです。

そうだよ、と言ったら「ええー?(マジかよ)」みたいな反応でした。


それにしてもこの遊園地ほんとにあったらいいのになー。めちゃくちゃ楽しそう。

 

 

消防技術安全所の一般公開に行ってきました。

先週の土曜日、渋谷にある東京消防庁消防技術安全所の一般公開に行ってきました。

我が家の息子は大の緊急車両好き。トミカは消防車だけで7台持っています。我が家では常にエア火災が発生し、「きんきゅうしゅつどうたいせい! げんばにきゅうこうせよ!!」という掛け声が飛んでいます。

ここ渋谷の消防技術安全所の大きな特徴は、なんと言ってもハイパーレスキューがいるところ!

つまりこの一般公開では、日常生活ではほとんどお目にかかれない珍しい消防車がたくさん見られる!!

いままで映像でしか見たことがなかった大型ブロアー車や電源照明車、クイックアタッカー、排煙高発泡車…そうです、夜毎息子に消防車の本を読まされ続けた結果、まんまと自分も好きになった母です。息子とふたりでキャーキャー言いながらあちこち見回っていました。

中でもいちばんテンションが上がったのが、

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じぷた!!

しょうぼうじどうしゃじぷた

しょうぼうじどうしゃじぷた

 

じぷたとはどこにも書かれてないんですが、フォルムがそっくり。以前の記事で「じぷたのミニカーが欲しい」と書いた私、現実は妄想を凌駕していた。
しかもこのじぷた(ではない)、防火服を着た子どもと一緒に写真が撮れるんですよ。

可愛さの極み…!!

息子も消火体験をしたり、スタンプラリーを(主に夫が)完成させて消防グッズをゲットしたり、憧れのハイパーレスキューの隊員さんと写真を撮ってもらったりと、とてもエンジョイしたようです。

渋谷を拠点にする第3本部ハイパーレスキューについて詳しく描かれているこちらの本↓

ehonkiroku.hatenablog.com

私が持って行ったのですが、現地でも持っている子がいました。消防車好きのバイブルなのか。

そして、こんなことも。

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火のイラストが描かれているので、火災現場で使うティッシュだと思ったらしい。

そうだよね『啓蒙活動のためのティッシュ』なんてまだ知識の引き出しにないよね…!

盛りだくさんな1日でした。また次の機会があれば行きたいな〜。

190425 ちか100かいだてのいえ

毎度の始まりですが、もう4月が終わるって本当ですか。

以前も記事を書いた本です。

 

ehonkiroku.hatenablog.com

 

このときに、

明るい色づかいの丁寧な絵で、細かいところまで描き込まれているので、成長とともに長く楽しめるのではないかと思います。

と書きましたが、昨夜まさにそれを実感しました。
ウサギの子どもたちが教室で足し算を教わってるのを見て
「おべんきょうしてるね」とか。
アライグマのお母さんが洗濯してるのを見て
「アイロンもかけてあげてるね」とか。

絵の細かいところまでよく見て、自分の知ってる知識と照らし合わせることが増えました。どんどん地下に降りていくお話なので、絵の中に階数が描かれているのですが、それも見つけて読み上げて、あぁ二桁の数字も読めるようになったんだなあ(たまに右から読むけど)と、勝手にしみじみしています。

ラストは、カメのおばあちゃんのお誕生日をみんなでお祝いする…というものなんですが、地下に住むみんながプレゼントを渡す場面で息子、

ハリネズミさんは赤ちゃんをプレゼントするの?」

 

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確かにそう見える……!
というか私も初めて読んだとき、そう思ったよ!!(※実際のプレゼントは左上のミラーボールのような宝石です)

 

ちか100かいだてのいえ

ちか100かいだてのいえ

 

 

気づけばブログ始めて1年が経っていました。これまでは記事に起こすために読んだものを毎晩メモしていましたが、この4月から飛び飛びになっています。まあだいたい消防車の本かトミカやレゴのカタログなんですけど。

傾向や成長がわかれば毎日の記録ってそんなに必要ないのかな、と思ったり。模索中です。

190414 へんてこライオン のりものなのよ

4月がもう半分過ぎるって本当ですか…?(震え)

たまにおかあさんといっしょでやってるアニメ、というよりはテレビ絵本「へんてこライオン」の絵本。図書館で見つけたので借りてきました! これはのりもの編で、特急列車、消防車、飛行機の3つのエピソードが収録されています。それぞれ見開きで3ページと短く、日頃寝かしつけで図鑑を読まされている身としては大変ありがたいです…!

いわゆるストーリーものの絵本では、キャラクターは何らかの理由があって行動することがほとんどですが、へんてこライオンはへんてこなので、何も説明せずにいきなり特急列車になったり、消防車になったりします。主人公のしんくんも戸惑うばかりです。
飛行機になったライオンの「友達のライオンがいっぱいいるところにしんくんを連れていく」という発言、怖くない?

おかいつのテレビ絵本バージョンとの違いはありません。一字一句変えずに読んでるのかな。テレビでもこのセリフあったっけ? という箇所は若干ありますが、テレビのほうすべて覚えてるわけではないので、一緒かな〜という印象です。

ところで息子(3歳7ヶ月)、平仮名が読めるようになってきました。清音は全部、その他は半分ぐらいです。
選挙ポスターに書いてある候補者の名前を張り切って読み上げてくれるので、絵本も自分で読みたがるかなと思ったのですが、文字数が多いと読む気にならないようです。4文字ぐらいがちょうどいいんだろうな。
なにか、自分で読む絵本としてとっかかりになるようなやつはないかな〜と思っています。作るか。

 

 

 

190305〜190308 消防車とハイパーレスキュー

面白い! たいへん読み応えのある本です。東京消防庁の特殊部隊ハイパーレスキューの仕事や、消防車の装備工場、製造工場など、消防車に関するさまざまな舞台裏のルポが、温かみのある絵とともに綴られています。
ルポライターであるモリナガ・ヨウさんの仕事を見る視点がいいんですよねえ。「勤務の交代のときは、レスキューの道具がきちんと動くかどうか毎回チェックする」「救急車は消防車に比べて出場機会が多い(酷使されてる)から装備工場にもよく来る」など、命を助ける仕事の重みを感じるエピソードから、「いつ出場指令が出るかわからないから店屋物は頼めない」などのプチ情報まで。もうこれ子育てというより私の話なんですが、いろんな人の仕事の話を聞くのが好きなんですよ…楽しい…。
バラエティ番組で◯◯工場の秘密、とか裏側に潜入! みたいな特集が好きな方は是非。もちろん子どもも楽しめます。息子は救急車と消防車が連携して出場する「PA連携」に強く興味をそそられたようで、何度も説明をせがまれました。

 

190302〜190304 しょうぼうじどうしゃじぷた 他

190302 しょうぼうじどうしゃじぷた

2週間に1回ぐらい、図書館に通っています。
あまり外に出たがらない(寒いので)息子を連れ出す場所のひとつとして利用し始めたのですが、映画館に行くと予告編観てまた行きたくなるのと同じで、一度借りると返却のときにまた新しい本を借りてしまうのですね…そろそろ暖かくなるというのに、終わらない図書館通い。大好きなはたらくくるま関連コーナーで、目につく本を片端から読んで欲しがります。いわゆるストーリー性のある絵本コーナーには行こうとしない&連れて行っても違うところに行ってしまうので、ストーリーものは私が通りすがる一瞬で見極めて借りるようにしています。借りたら借りたで、興味を持って読んでくれます。
ロングセラーの絵本です。主人公はジープを改造した小型消防車のじぷた。大型の仲間たちにコンプレックスを抱く小型の主人公という設定は、別の方の作品ではありますが(絵は山本忠敬さん)「とべ!ちいさいプロペラき」と通じるところがあります。
じぷたは小型の自分にコンプレックスを抱きますが、事件を通して小型の自分にしかできない仕事があることに気づき、周囲からも認められてハッピーエンドを迎えます。
じぷたの同僚であるはしご車とポンプ車と救急車がなかなかのマウンティングキャラなのですが、なるべく嫌味な感じが出ないように苦心して読みました。嫌味な方が後半にカタルシスが得られるとは思うのですが…私がマウンティング嫌いというのと、息子ははしご車が好きなので、あんまり意地悪なキャラクターにしたくなく…ライバル同士、張り合いながらも土壇場では協力するというシチュエーションは大好き。周囲から一目置かれたじぷたが他の3台と一緒に活躍するその後も読みたいなあ。
ちょっとレトロな消防車たちの造形がとても素敵なので、トミカとコラボしてミニカー4台セットを出してほしいです。ジープ型のミニポンプ車とか絶対格好いい…欲しくなるやつ…。

しょうぼうじどうしゃじぷた

しょうぼうじどうしゃじぷた

 

 

190303 トミカプラレールカタログ2018→2019

190304 トミカプラレールカタログ2018→2019